World Wide Webの略。ネットワーク上でハイパーテキストドキュメントをやり取りするためのシステムで、1989年に欧州核物理学研究所(CERN)によって考案・開発された。世界中に散らばっている研究者同士が論文等の文書を迅速に公開し、お互いに自由に閲覧できるようなシステムを作ろうとしたことが始まりとされている。
当初はテキストベースのシステムだったが、1993年に米国立スーパーコンピュータ応用研究所(NCSA)がMosaicというGUIベースのWebブラウザを開発したことが起爆剤となり、さらにその翌年、より高機能なブラウザであるNetscape Navigatorの登場によって、インターネット上におけるWWWの価値は決定的なものとなった。