バンド幅とは、データが転送される際の周波数帯域の幅のことで、帯域幅とも呼ぶ。バンド幅は広いほど送信できるデータ量が増えることから、データ転送量という意味でも使われる。また、同時に転送できるデータ量が多いほど転送速度も速くなることから、一般には通信速度と同様の意味で使われることもある。
バンド幅は、データ転送量が多い(通信速度が速い)ことを「バンド幅が広い」といった形で、広い、狭いで表現される。このことから、バンド幅が狭い回線のことを「ナローバンド(狭帯域)」、バンド幅が広い回線のことを「ブロードバンド(広帯域)」と呼ぶ。
なお、データ転送量を表わす単位としては、一秒あたり何ビットの転送が可能かを示す単位である「bps(bit per second)」などが用いられる。